あと
がき

―――― NICO ――――

色をテーマにしてコラボしよう!などということを思いついたのは2007年のこと。2007年と言えば…TOYOTAのCMにオダギリが出演した年でして…つまり…その…あの色をテーマにしたCMに触発されて、多分roseさんが「小説を書け」と言ってきたんだと思います(笑)。なにせ、CMのクオリティが高かったものだから、なんか気分が昂揚して「うん書く」とか返事しちゃったんじゃないかと。

そして実際に小説を書いたのが2008年(ファイル作成年がそうなってた・汗)。口約束から1年を経てなんとか形になったんですが…それが何故今頃の発表なのかはroseさんに聞いてもらうとして(笑)。
日本の伝統色につけられた名前というのは実に奥深くてステキなものでして、それを上手く小説に取り入れられるのかどうかというのは甚だギモンではありまして、それでもなんとか5作品を揃えることができたのは、斎藤一という人の魅力とroseさんからの圧力だったと思います。
見る人の心の持ちようで、見る人の今置かれた状況で、どんな色にも見える斎藤一。斎藤目線で小説を書いてきた私にとっては、外側から斎藤を見つめ直すちょっと貴重な体験となりました。

今まで殆ど触れてきたことのない人選。年代も新選組の核となる時期以外。
その所為で、若干マニアな匂いにはなりましたが、そこはまたひとつ新しい世界が広がったと思って、個人的には大層喜んでます。
roseさんの斎藤への愛というのは、私など比べるのも恥ずかしいくらいの熱いものでして。そのroseさんに色んな斎藤を楽しんでもらい、その上でイラストを描いてもらえるというのは、これまた文字しか書けない私にとっては幸せで楽しい出来事になりました。ありがとうっ!未知の体験をさせてもらって、本当に感謝しております。イラストを拝見してから、思わずちょいと小説を手直ししてしまいました(笑)。ええ…イラストのパワーに負けぬようにと(笑)。
読んでくださる方は是非とも、いや絶対に、画像をクリックして大きくして堪能してください。


NICOの新選組小説(斎藤・山南メイン)はこちらで読めます。
 (別窓)

―――― Lazyrose ――――

絵描きは云うべき言葉は持たぬ。できた作品が全てだ!

……とカッコよく〆たいところだったが、重大な謝罪をせねばならぬ事に気がついた(笑)
上記NICOさんの後書きを読んでおわかりと思うが、この企画が発足したのは2007年秋で、原稿があがったのが2008年秋で、
而して現在、公開に至ったのが2010年春……という……
ひとえに自分のせいでござる!

原稿受け取ったきりウンともスンとも云わぬ相棒に、
「締め切りがあるわけじゃないからいいのよ」と優しい言葉でねぎらってくださったNICOさん。
俺、締め切りがないとひたすらいつまでもこだわって作り続ける体質みたいだ(殴)
まあそれでも、「この斎藤小説を世に出さずんにおらりょうか!」という一念で何とか完成にこぎついたわけで、
まずは目出度いじゃないか、細かいことにこだわんな、と思う自分は「鴨タイプだ」とよく云われる。

何はともあれ、5人の人物が見た5通りの斉藤一。
世にワンコや美形や悪即斬な斎藤が溢れる中、一味違う斎藤一をお目にかけることができたなら幸いである。


roseのイラスト(新選組関係少なし)はこちらで見られます。
 (別窓)